春の訪れ
2018年 03月 09日
寒い寒い氷に閉ざされていたこの冬。
この冬の冷え込みは相当でした。
毎日毎日霜柱の畑、土が氷ってシャーベットから
溶けない、、連日零下9度を超える冷え込み。。
それでもビニールをかけ、寒冷紗もかけ、
なんとかかんとか搾り取るように
日々の出荷をしのいだのですが、秋の成長不良のため
本当に小さい小さい野菜、葉物たちでした。。
なかなかいいものが出せず、小さい、量は少ない。。
お客様たちにご迷惑をかけました(>人<;)
それがそれが、、雨水を迎え、雪解け、
春一番が吹き、
凍っていた水が動くのを感じる。
あれよあれよと土にへばりついていた葉物達が
一斉に芽を出そうと花を咲かそうと空を向き始めたのです。。一気に春を感じる畑に。
この厳しすぎた寒さを乗り越えて、眠っていた命が
目覚めて、また一気に
新たな命を芽吹かそうとするパワー!!!
感動します。すごい、すごいです。
キャベツも少しづつ少しづつ、内側の葉からまん丸、
まん丸に巻いてくれて、、。
二月に頭に蒔いた種もここまで
おおきく育ってくれていました。
畑に行くたびに驚かされ元気をもらうのです。
この時期の葉物は甘く、少し苦味あるような奥深い
芽吹きの味がして、春の味。
本当に美味しいです。
これから端境期で更にお野菜少なくなりどうしよう、、というかんじですが、畑でたくましく、少しづつだけどおおきくなってくれている姿を見ると、
とても元気をもらいます。
草たちも野菜を守って、根っこが土を耕して
くれているように感じます。
そして今のうちに堆肥づくり。料理をしているみたいで面白い!ホカホカの湯気。
ぬか漬けとかパンダネ作り、
パンの発酵とかに繋がる感触、、
でもこれを高温を保ち続ける理想的ないい堆肥づくりが
なかなか難しいです。。(>人<;)
まだまだ試行錯誤、、。
子供たちも春の訪れとともに家の前の
山探索が始まりました。笑笑
藪の中はダニが怖いよ〜と言いながら、、
猟師のおじちゃんが親切に気をつけよと
教えてくれました。
山の冒険が大好きな様子。剣片手になにかと
戦う息子。ほんとかわらないなーー♡♡♡
ふきのとう見つけたよー!!!
桃の節句のお吸い物と、蕗の薹味噌にして春一番の味
いただきました。
本当に最高でした。
二月の頭に恒例の大事な味噌づくり。
豆を食べ食べ、隣でお餅とウインナー焼いてる!笑。
麹を残して、一年間料理やお菓子作りに使う塩麹と、
醤油麹を作りました。
鏡開きのおやつは秋に収穫した小豆をコトコト煮て、
おぜんざい。
お餅は山の田でとれたココノエモチでついたお餅。
これはおばあちゃんが作ってくれたんですが、、。
なるべく子供たちに手づくりおやつを作ってあげたい!
毎日はもちろん難しいですが、、これが母の思いです。
できれば手作りで、自然なものを。
私が母にしてもらったように。
焼き芋とかポン菓子とか、おかきとか果物とか。。
お餅は定番喜ぶおやつです。
最近は色々解禁してますが、基本は基本。
でもお友達と遊ぶ時やお出かけの時、
いただいた時は
だいぶハードそうなお菓子、、は隠したりもするけど、笑笑。楽しむようにしています。
季節を子どもたちと感じて楽しむ幸せ。。。
農家ならではの幸せです。
さあ、春本番。さらに忙しい季節がやってきます。
でも楽しみです。
by natural_chiffon
| 2018-03-09 22:53
| はたけしごと